その後当時の川尻捕鯨組が奉納した「西国観音霊場三十三体観音仏」及び「十六羅漢画仏像仏」が安置されている向津具の向徳寺に案内しました。
事前に一柳住職にご了解いただいていましたので向徳禅寺に伺うと、「十六羅漢画仏像仏」の掛け軸が8軸も掲げられていました。一柳住職は、川尻捕鯨組と「西国観音霊場三十三体観音仏」と「十六羅漢画仏像仏」の関係をニコラ氏に丁寧に説明されました。
当時の状況の文書は不明でしたが、観音仏像の台座の裏面に当時の川尻鯨組の奉納した人の名前が記載されたのもありました。これからさらに詳しく調査をしていきたいと思います。一柳住職も協力していただけるとお聴きし嬉しく思いました。
向徳禅寺で精進料理を食べて、一路通浦に向いました。ニコラ氏が昨年の「クジラ祭り」に泊めて頂いた新宅一平宅にお礼に伺いたいというニコラ氏の強い要望がありました。新宅氏は昨日の長門大津くじら食文化総会に出席したいたのですが、家族にお礼をということで、伺いました。
新宅氏は昨日の総会ではニコラ氏にあまり語りかけませんでした。何故ならば、本日通浦に来るからその分他の人にニコラ氏と話してもらいたいという気持ちがあったそうです。私は、二人の熱い友情を感じました。新宅さんの奥さんもとても明るく応対され、昨年泊まった雰囲気がよく伝わりました。
外国人のホームステイを早くから初めらた新宅家族の思いやりとぬくもりを感じました。だからニコラ氏は通浦までわざわざお礼に来る理由が理解できました。またニコラ氏の礼儀正しい一面知る思いでした。
そして、仙崎松浦商店の岡村社長宅により、旧友を温めてニコラ氏は萩発の深夜バスに乗車して東京に帰りました。外国人との交流は、新宅夫婦、岡村さんのように自然のふれあいが大切だと痛感しました。
(向徳禅寺の紫陽花と屋根)
(西国観音霊場三十三体観音仏と寄贈者氏名)
(向徳禅寺一柳住職とニコラ氏・十六羅漢画仏像仏)
(新宅夫妻・岡村社長及び従業員)
みすゞさんの詩
もくせい
もくせいのにおいが
庭いっぱい。
表の風が、
御門のとこで、
はいろか、やめよか、
相談してた。
(詩はJULA出版局より)

